WaveLabは波形編集、マスタリングに特化したDAWです。
CDをプレスする際に必要なDDPという形式のファイルを作ることができます。
ちょっと前までは手に入りやすいソフトではこのWaveLabぐらいしかDDPを作れなかったし、CDを作る機会も今より多かったので重宝していました。
今はStudio OneやT-Racks等、けっこう色んなソフトでDDPを作れるようになりました。
DDPを作る機会が減った今でも、高性能な波形編集ソフトとして便利に利用しています。
Photoshopのような画像編集ソフトのような感じで、目で見てノイズ除去できる機能はよく使います。
宅録で変な音が入ってしまっている素材でノイズ除去すると、思った以上にきれいに取れて感動します。
最近ではiZotope RXを使う人も多いかもしれませんね。
WaveLabだからこそなのが一括処理セットという機能です。
例えば10曲分の48kHz 24bitのWAVを、高品質なリサンプラーとディザーを通した上で（きれいに変換する準備みたいなこと）44.1kHz 16bitにするみたいな作業がけっこうありますよね。
いつもの設定を保存しておけば、複数ファイルの変換を自動的にやってくれるのが一括処理セット。
これはとても便利です。
Cubaseとかで変換するよりも、WaveLabのリサンプラーを通した方がきれいな音で変換できます。
元と雰囲気が変わった感じが少ないというか。
プロで色んな人に色んなファイルを納品する音楽家にとっては、地味だけどとても役立つソフトがWaveLabです。
