inMusicの色々がVST3対応 BFD3.5, Xpand! 2など

inMusicの色々がVST3対応 BFD3.5, Xpand! 2など

2025年3月8日

BFDが3.5にバージョンアップした。
VST3、Apple Silicon上でのAAXに未対応だったので新しいMacで使えなかったBFD3。
これでようやくRosetta 2でなくネイティブでDAWを動かせるようになるという人も多そう。
BFDを使わなくなった人とどっちが多いんだろう。
私は嬉しさより全然、呆れる気持ちの方が大きい。

せっかくの機会だから、なぜ呆れてるか軽くまとめてみた。

2018年5月 (6年9ヶ月くらい前)
Steinbergが「VST 2 段階的終了のお知らせ」を発表。
https://japan.steinberg.net/jp/news_events/news_list/detail/article/vst-2-4747.html

2020年6月 (4年8ヶ月くらい前)
AppleがApple Siliconの発売、2年ぐらいで完全移行することを発表。
https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/06/apple-announces-mac-transition-to-apple-silicon/

2021年4月 (4年くらい前)
inMusicがBFDを買収
https://support.minet.jp/portal/ja/kb/articles/bfd-account-migration

2022年4月 (5年くらい前)
BFD公式フォーラムでユーザーに「いつM1に対応するの」と言われて、中の人が「M1にもVST3にも取り組んでるけどいつ対応できるかは明言できない」と答えるみたいなやり取り。
https://forum.bfddrums.com/t/q1-is-over-any-update-on-m1-native-compatibility/2743

それから3年が経った。
これからもこんな感じだろうしもう使いたくないなと思って、今は他のドラム音源を使っている。
とはいえ・・・・・・・・・
とりあえずインストールしてみた。
もちろん色んな罠が待ち構えていた。

・ダウンロードとか認証とかはinMusic Software Centerからするようになった。変わるのは良いけど、前までのソフトから案内してくれた方が良い。
・起動時の認証チェックがめちゃめちゃ長い。今起動したら53秒かかった。何のためのApple Siliconだ?速さだろう?速さの邪魔をするなら対応の意味は薄い。
・拡張音源のプリセットが全部消えた。音源自体はSSDに入ってるけど再ダウンロードしなきゃいけない。(ダウンロード自体はすごい速くなった)
・拡張音源の初回認証中にアプリがフリーズした。(再起動したら認証自体はできていた)(なんか嫌な気持ち)

やっぱりこれからも更新のたびに不満だらけなんだろうなと思った。
渋谷駅が完成するのとBFDが安定するのどっちが早いかぐらい期待できない。
音良いし自由度高いからエディットもミックスも一番しやすいけど、もう付き合いきれない。
別のソフトのテンプレート作って稼働しちゃってるし。そっちは安定してるし。
生ドラム音源は、本物の生ドラムには勝てない。私の場合ドラム音源を使うのは予算がない時なのもあってその気持ちが強い。どちらにしろ、どれだけ良い音源でも、ドラム音源というのは制限の中で作ることになる。それならAddictiveでもSuperiorでもSSDでも、各種KONTAKT音源でも、ある程度まともで好きな質感ならどれでも良い。ストレスが無いものを選ぶ。

BFD今までありがとう!
合いそうな曲あったら最後に使って、最高の作品にしよう。笑顔でさよならしような!!!

ちなみに使い心地自体は、見た目がちょっと変わったぐらいで、起動の長さ以外は特に可もなく不可もなく良い感じ。
真ん中のドラムの絵のとこの表示がちょっとバグってるけど音や制作には支障なし。
それが本当に全然気にならないぐらい、自分の中でもう期待してなかった、期待するのに疲れてたんだな。
私はもう使わないけど、BFD 4もそのうち出るのかな。開発頑張ってください。

あれ、なんか・・・失恋したみたいだね・・・付き合ってたわけでもないのに・・・変だよね。

困るよね。

ごめん。

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インストールの待ち時間(なんで待たなきゃいけないんだ)にinMusicのホームページを見てると、SONiVOXもinMusic傘下で、いつの間にかブランド終了されてることに気づく。
BFDも結局うまくいかずこうなるんじゃないかと心配になった。
気づけばBFDとの別れをどう正当化するかをいつも考えてる。

そしてAir Music TechnologyもinMusic傘下。
Xpand!もVST3対応してないんだよねーと思いながら製品ページを見ると
https://www.airmusictech.com/virtual-instruments/xpand-2/

[2024 Update For Mac]
Support for latest macOS versions
Support for Apple silicon
VST3 versions added
General bug fixes

と。
2024年末に対応したっぽい?
https://support.airmusictech.com/en/support/solutions/articles/69000857086-are-vst3-builds-available-for-my-classic-air-titles-

Xpand!は何気なく使い所がある音源。
オケヒとか、いかにもキーボードですって感じのピアノとか、特徴ないパッドとか、軽い音で鳴って欲しいオーケストラ楽器とか、わざとらしい和楽器とか・・・
地味にレイヤー用に使うのも良いし、OTTかけて不自然なぐらい前に出しても良い。
軽いのも良いし、意外にオンリーワンだから使えると嬉しい。

Air Music Technologyの他の音源もVST3対応してたから一応入れておいた。
オルガンのDB-33、エレピのVelvet、MoogっぽいVacuum Pro、デジタルシンセなHybrid。
実際使うのはVelvetぐらいかもしれないけど・・・
お守りみたいなものだね。

BFDは許さないけどXpandは許す!


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