とても音がはっきりしたヘッドホン。
歌の音程がとりやすいですね。
あとノイズチェックには必須。
逆に、全体の質感や広がり感は見渡しづらい人もいると思います。
ヘッドホンとしての性能が素晴らしいのはもちろん、交換パーツが気軽に買えるので、故障しても長く使えます。
そのため複数台持っていても維持費があまりかからない。
そこが一番の強みかもしれません。
普通のヘッドホンなら1台壊れたら1-3万ぐらい平気で飛びますからね。
また、レコーディングで使用する時は不特定多数の人が扱うことになります。
Shure SRH840Aのアームが折れたことがあります。木の床にパンっと置かれることもありますよね。
Beyerdynamic DT250のケーブルの根本が切れたことがあります。ひっぱられることもありますよね。
所持している900STもたくさんそんな目に遭っていると思いますが、そういう壊れ方をしたことがありません。丈夫だと思います。
壊れた時には私がテンション下がるというのもありますが、壊しちゃった側の人がテンション下がるし罪悪感を持ってしまうものです。
壊した側の人は何も悪くはないのに…。
レコーディング中は演奏に集中したいもの。
そのためにも丈夫で換えがきくものを使いたいです。
プロの現場でよく使われている理由は色々ありますがそういうところでもあります。
それは個人で使用する時には関係ないことです。
なので個人の人は「プロが使ってるからSonyの900STを使おう!」ではなく、機材屋さんやオーディオ屋さんで試聴して好きな音のモニターヘッドホンを選ぶのが1番だと思います。