ちょっと前につるうちはな「こてんぱん食堂」のレビューを書いたので、途中で終わりましたが公開しておきます。
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つるうちはなが7/9に40歳になるらしい。
学年で言ったら1個上なのか〜
もし同じ学校にいたら、一緒に音楽を作ってたかもしれないね。
いきなり話それたけど、おめでとう!
1年半前、2021年12月25日に彼女はアルバム「こてんぱん食堂」をリリースした。
今日はこのアルバムについて書くので、聴きながら読んでもらえたら嬉しいな。
https://lnk.to/klrvEY
レシピ本にCDがついているという形態は、料理が上手なつるうちはならしい。
彼女の家に行くと、ミーティングという名の旨すぎ料理パーティーが始まる。
リリース形態については興味ある人はこちらを見てください。
https://ototoy.jp/news/104759
Twitterで、彼女の誕生日に向けての振り返り投稿で久々にアルバム1曲目の「おかえりなさい」を聴いた。
#つるうちはな 生誕カウントダウン20曲目は、「いってらっしゃい」。#こてんぱん食堂 の1曲目。
私たちのいつもの朝の様子をそのまま映しました。当たり前の朝が当たり前じゃないことを忘れないための歌です。
つるうちはな「いってらっしゃい」https://t.co/A6YJ5nejUF pic.twitter.com/eWNRlnFUki
— つるうちはな / Tsuruuchi Hana (@HanaTsuruuchi) June 28, 2023
1年半前のこのアルバムのことは少し記憶が薄れていて、久々に聴いて新鮮だった。
色んな発見があった。
つるうちはなとタカユキカトーには共通点が多い。
浮き沈みが激しくいわゆるアーティストっぽさがありつつも、作る曲は普通にポップスだし、アレンジや録音に関しても外面を気にするというか、割と世の中の普通に寄せたがるところがある。
でも「こてんぱん食堂」はリラックスした生活の中で聴かれることをテーマにしたアルバムで、曲も自然体なものが多い。
さらに2021年の夏〜冬は忙しくて余裕がなかった。
いつものように隅々まで納得いくまで作業する時間と集中力がなく、結果的にシンプルな音になった。
(そんな状況なのにつるうちはなは怒ることもなく、なんとかポジティブに良いものを作る環境を整えてくれた。
この時は本当にありがとう。
いつか倍返ししたいな〜)
そんな偶然もあって「こてんぱん食堂」はつるうちはなとタカユキカトーが良いと思えるものを素直に作った作品になった。
「いってらっしゃい」
私が好きなつるうちはなの歌詞はこの曲に詰まっている。
10代の恋愛にはない生活の愛だと思う。
つるうちはなを筆頭に大人が聴くラブソングが今よりもっと支持されて、西野カナが追随してこういうテーマのヒットソングを出してほしいと思う。
10代が「これわかんなくね?」ってなるぐらいの。
このギター、地味だけどほんとに好きな雰囲気だ。
「かわいいまほう」
優しさについての歌。
最初はつるうちはな特有の厳しさが垣間見えてしまっていたので、生意気だけど変更を提案した部分がある。
「優しくできたので偉い」ではなく「優しさっていいな」であってほしいと思う。
「優しくできたので偉い」と考えていると、「優しくできないのはダメだ」となる時がある。
間違ってはないけど、それは優しさとは言わないと思う。
細かいことを言いすぎたけど、日常にある優しさや嬉しさを見逃さず楽しく過ごしたいねっていう話だよね。
「いってらっしゃい」と「かわいいまほう」が続いて、つるうちはなと話して良い気分になるのと同じ温度感を感じる。
このアルバム以外のつるうちはなの曲は「作品です!」というものも多い。
人としての魅力が純粋に出ている音楽は貴重だから大切にされてほしい。
この曲の「心だけフワっと踊れる」リズムセクションが好きだ。特にあたたかく柔らかい音のベースは自分の良さが出ていると思う。
「おそうじワルツ」
新婚の夫婦が旅先で訪れた、海沿いの町の古いカフェ。店内は木の重厚さと爽やかさが不思議と同居している。窓ガラスは大人の背より高く、青い海、丘に連なる家の屋根がよく見える。
店主の老人は色々な話を聴かせてくれた。街や海の昔から変わらないとこ、変わったこと。色んなお客さんの話。先代の店主は母で、去年の秋に死んでしまったこと。そして、近々お店を閉めようと思っていること。夜にピアノの上手い友達が来るよ。時間があったらまた来てね、と言われた。
ぜひ来たいですが、夜は予約しているホテルのディナーなので。
夜遅くに散歩していると、道に迷ってまたカフェに着いた。店内を見ると店主が掃除をしていた。
ピアノ、良かったですか?
毎週のように聴いてるから、良いも悪いもないかな。あのピアノはこの海の町の日常なんだ。
(続く)
という景色を想像しながらミックスした。
インストは勝手に曲の世界を広げていいから好きだ。
レトロで柔らかな雰囲気作りなら任せてくれ!
全部(ほとんど?)のアレンジ、演奏をつるうちはながしている。
つるうちはなはピアノが上手なのでインストもどんどん作ってほしい。
「さくらんぼう」
この曲だけあんま日常感じゃないかもね。
アウトロのアレンジを「ちょっとデジタル感強すぎかな??でも幽遊白書の曲とか好きだしこれがいいか??」と言われて面白かった。
「コーンマヨパン」
バイトやだな、の歌詞がいいね。
ベースが好きな感じにできた。
この曲で自分のベースの芸風が確立された感がある。
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ここまで書いてたぶん寝ちゃったんだと思います。
全然祝う気ないな…
いつか続きが書けたら公開したいですね。
はなさん良い40代を〜